問いをたてる力 「伝わる・揺さぶる!文章を書く」

 

 

ブログということは自分の文章を人に発信するわけで。だったら、ぼくがどんなことを人に伝えたいのかということを考えるのに、とてもためになった本から書いてみようと思うんです。

 

「伝わる・揺さぶる!文章を書く」  著:山田ズーニー

 

ぼくがこの本を読もうと思った切っ掛けは就活でエントリーシートを書くときに参考になるものを探していたからでした。そもそも文章を書くことが苦手で課題レポートのたった千字ですらものすごい悩みながら書いていたぼくからすればエントリーシートなんて地獄以外の何物でもなかったわけで。「文字数をカサ増しできるテクニックねーかなー」とか思ってたんですよ。そしてネット上で評判が良かったこの本に出会ったわけです。

 

本の前半部は山田さんが考える「機能する文章」に必要な7つの要件があって、その一つ一つを具体例を出しながらどうやって考えていくかが書かれています。後半部では実践としていくつかの状況下でどのような考えをもって文章を書いていくのかを書いています。

本の中で考えることが非常に重要視されています。そして自分の中の意見を引っ張りだす方法として問いを立てることが書かれています。ぼくにとって一番重要なのはここだったんですね。ここで良い問をつくるのがうまく人に伝えることができるんだろうなあと考えさせられました。

 

ぼくがこの本を気に入ったのは多分、文章を書く人がいちばん文章を書くことについて時間をかけて悩んでいるんだということが実感できたからです。書くことを悩んで良いというのはすごく安心できることだったんです。

 

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

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